11月29日(火)21時に全ページ非公開になったDeNAのWELQ。(ここに対してリンクを貼りたかったけど、縁起が悪いのでやめておきます。)
今回、WELQがダメージを受け、非公開となりましたが、本来言及されるべきはこのサイトだけではないと思っています。個人的には、似たような運営をされているキュレーションサイト全て見直されるべきだと考えています。
ちなみにWELQが今回非公開になったきっかけ。それは、わたしがTwitterやブログでよーく見させていただいている永江一石さんの以下の記事がきっかけ。
DeNAがやってるウェルク(Welq)っていうのが企業としてやってはいけない一線を完全に越えてる件(第1回) |
そして後日の、、
以下のbuzzfeedというメディアがとどめを刺した形になりました。
今回、welqを非公開にした理由をディーエヌエーは「医療情報に関する記事の信憑性について多数のご意見が寄せられたことを受け、検証および精査した結果」としていますが、問題はそれだけではないと思っています。
上記のbuzzfeedにもありますが、パクリ記事が指摘されているということです。
保有サイトはまだまだある
同社のFind Travel、MERY、JOOY、CAFYなどなど計9メディアほど同様のものが存在します。これらもWELQと同じようなスタイルで執筆、掲載されています。
今回たまたま問題になりましたが、私もしかり、今までもこれらキュレーションサイトの動きを問題視している人たちはたくさんいました。
例えば、こちらの記事では、Find Travelに写真を勝手に使用していたりします。
サイトによっては最悪文章も勝手に引用していたりします。
実は同社のメディア以外にも有名なRETRIPとかも正直同じなんじゃかいかと思っています。
実際記事をみても、この人その店行ったことないだろってまるわかりの文章を平気で書いていたりします。
最近本当に信じられないくらいキュレーションサイトが増えています。
(私のこのブログも「〜まとめ」っていうタイトルが多いので、少しキュレーションっぽいところもありますが笑。いや、違う、キュレーションサイトではないと断じて言います。これはブログだ!あと、行ったことある店の情報しか書かないのがモットーです。というか当たり前か!笑)
、、失礼しました取り乱しました。。
本題に戻ります。
実験してみる
さて、今ど検索でどんなことになってしまっているか、どれだけキュレーション祭りか実例を出しましょう。
Google検索で「上野 ランチ」で調べてみました、、
はい、上位から順に並べて、、
Find Travel→JOOY→RETRIP→MERY→食べログ→Travel book→Retty→ぐるなび→Monkey→UPIN→CAFY→GOIN→MUUD→NAVERといった感じ。
TOP14サイト中、下線をつけた11サイトは業者によるなんとキュレーションサイト。
うち、青字で記載したもの6つがDeNAが運営しているもの。
率直に、
やばくないですか?
さて、これらの記事を書いている人の何割が本当にこの店を訪れたのでしょうか。というか上野すら行ったことあるんですかね。
内容を見る限り、ネットで集めた情報の寄せ集めにしか見えません。(もちろん全てがそうと言っているわけではないです。)
こんな記事ばっかりで大丈夫なのか心配になりますが、私とかが黙っていてもWELQのように悪いことをしているサイトにはじきに制裁はくだるでしょう。でもしっかり運営されているサイトさんは頑張ってくださいね!
2016年12月2日追記
WELQに留まらず、Find Travelなどキュレーションサイト非公開に
とか言っていたら、意外と早くWELQ以外のキュレーションサイトが全て非公開になりました。なぜかMERYは対象外(笑)。
代表取締役社長兼CEO 守安功からの一連の事態に対するお詫びとご説明 | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】
これまでは医療の情報が不適切だということでWELQの記事を非公開にしていましたが、今度は記事盗作もしているのではないかという指摘により、他のFind TravelとかJOOYとかのパクリサイトも非公開になりました。
また、東京都が調査に動き出しているみたいです。なかなかおおごとになってきました。
東京都、WELQ問題でDeNAを“呼び出し” 「同様な他サイトへの対応も検討」 – ITmedia ニュース
今までネットメディアだけがディー・エヌ・エーの医療問題やパクリ問題を取り上げていましたがついに日経新聞やNHKといったマスコミ、Yahooニュースなどでも取り上げられるようになってきました。
DeNA、9情報サイト休止 検索上位狙い編集歪む :日本経済新聞
正直以前から多くの同様な指摘があったにも関わらず、今さら対応するのでは遅すぎると思います。こうやって大ごとになってから、やっと動き出すとか企業の体質が見えますね。
DeNAの今後の動向予測
個人的には今回、記事を非公開にしたところで、この一連の騒動は終焉を迎えないと思っています。すでに企業の信用は失われつつあり、他の部門でもやらかしている可能性が高いと思われても仕方がないでしょう。
パクリをするくらいなので、その企業体質から考えるに、思われるだけでなく、実際にやらかしてる可能性も十分ありえますが。
以下の記事にも書いてありますが、彼らの保有するサイトはほぼ意図的に記事を盗作してきたようなものなので、記事修正などは実質不可能でしょう。
そのため、非公開などではなく、廃止。もしくは以下のサイトでも記載があるように出典元のサイトに対して、しかるべき投稿料を払うべきです。
DeNA炎上騒動は任天堂が協業を見直してもおかしくない深刻な問題のはず(徳力基彦) – 個人 – Yahoo!ニュース
DeNA以外のRETRIPなどのメディア
今回はたまたま、DeNAのサイトにメスが入りそうですが、DeNA以外のパクリキュレーションサイトもそれなりの対応が必要になるでしょう。(RETRIPが完全に悪いと言っているわけではない)
DeNAの事件は必ずしも悪いわけではない
ひとつDeNAさんに感謝しているのは、今回WELQという医療関連のセンシティブなサイトを持ってくれていたおかげで炎上してくれたことでしょうか。
医療きっかけで炎上して、DeNAのキュレーションサイトのパクリ問題に引火し、今後の他のパクリサイトを崩壊させるきっかけになると思っているからです。
DeNAさんにキレている反面、少し感謝もしています。
まとめ
なんやかんや言ってきましたが、クリーンな企業になってからまた最初から頑張って欲しいですね。
以下は参考までに、以前より以下キュレーションサイトを問題視している記事の一部です。
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